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胃が痛いときに出る『息が臭い』を改善する

胃が痛いときに出る口臭は「口が臭い」というよりは「息が臭い」と言うべきです。

仁丹やガムやお茶で防ぐ事はできません。
口腔内を除菌したり、唾液を増やして細菌を洗い流しても、口腔の奥の消化器系からの臭いは呼気として出てきます。

では胃が原因の「息が臭い」を改善する方法はあるでしょうか。

筆者の知り合いで長年胃弱・胃痛に悩まされてきた人々が少なからずいます。

中には慢性的な胃炎や胃潰瘍をピロリ菌除去手術で克服し、その結果胃から来る口臭から解放された人が何人かいます。
ところが、そのような人々もストレスがたまったり不摂生を重ねると、テキメンに胃酸過多の症状が出て「なじみの胸焼けや喉の灼けるような痛み、すえた果物のような口臭がセットで来る」という事になるのだそうです。

長年胃痛に悩まされ、ピロリ菌除菌手術を経て安定した状態を保っている方の手記を読み続けると、共通する認識は 「胃痛の時に何かを食べたり飲んだりして治るような物はものはない」と言う事で、それよりも、「胃痛を和らげる行動をとった方が効果的だった」と言う事でした。

胃痛を和らげる行動
1.食事
2.睡眠
3.マッサージ
4.運動

1.の食事は、飲酒と刺激物は避けると言う事です。
刺激物は韓国や中華、東南アジアなどのいわゆる辛い料理や激辛をセールポイントにしているカレーです。

食事ではありませんが喫煙も刺激物に入ります。

一般に喫煙をすると血管が収縮して血行が悪くなります。
胃の血管も同様です。
胃壁の粘膜には毛細血管がはりめぐらされていて、喫煙により血流量が減ると胃壁の粘膜は酸素欠乏を起こし、潰瘍化しやすくなります。
修復したとしても再発しやすくなります。
また喫煙により胃壁の粘膜内のプロスタグラジンが減少します。
いきなり見慣れないカタカナを出してしまいましたが、強力な抗腫瘍作用のある物質で、胃にとってはなくてはならない防御因子としての機能を有しています。
これが減少するという事は胃弱に方には極めて憂慮すべき事態です。
さらに喫煙者には胸焼けを感じると言う方が少なくありません。
胃と十二指腸の境目の部分の筋肉(幽門括約筋)の機能をつかさどる自律神経が喫煙により乱れ、胆汁や膵液が胃へ逆流するためです。
膵液の中には胃液に含まれるペプシンに匹敵する強力なタンパク質分解酵素が含まれています。
膵液が逆流すると胃壁の粘膜が傷つけらます。
結果として胃液が過剰に分泌されるのです。

2.の睡眠は睡眠時間と睡眠の質の確保です。

睡眠時間は「1日24時間のうち8時間」というのが常識のようになっていますが、必要とする睡眠時間は人それぞれです。
ナポレオンのように3時間睡眠で良しとする方もいれば12時間は欲しいという方もいます。
ある程度身体ができあがった10代後半に、体調管理の第一歩として、個々人がそれぞれに必要とする睡眠時間を認識すべきです。

睡眠の質は以下の3つの条件と3つのチェックポイントで確認して見てください。

チェックポイントが3つともクリアできていれば睡眠の質には問題ありません。
逆に6~8時間以上の睡眠を取っているにもかかわらずクリアできていなければご自身の睡眠の質を考え直す必要があります。

条件
朝型・夜型関わらず、基本的に同じ時間帯に睡眠を取っている
18歳以上の成人の男性・女性
睡眠時間は6時間以上8時間以内
  • 1.目が覚めた時にスッキリ感がある…肉体疲労・精神疲労を感じない
  • 2.起床4時間後に眠気がない…頭が冴えている
  • 3.睡眠中トラブルがない…何度も起きてしまう/寝つきが悪い等のトラブルがない

3.のマッサージはパートナーがいれば2人で行うのが良いし、1人ならば1人用のメニューで行うのがよろしいでしょう。
肉体的にも精神的にもリラックスできれば良いのです。
評判の良い総合病院に問い合わせれば必ずマッサージのコースがあるはずです。
また、TVの番組やDVDなどをパソコンで探すのも悪くはないでしょう。
ただし、あくまで目的は心身ともにリラクゼーションですから、無理はいけません。
少しでもきつそうだと思ったらサッサと逃げる事が大切です。

4.の運動に関しても(3) と同じで無理はいけません。
精神論などそれこそ論外です。

その上での話ではありますが、適度な運動は胃痛に限らず身体全体に効果があります。

運動不足は胃腸の働きを鈍らせますし、手足の筋肉のみならず姿勢を保つ筋肉・内臓を支える筋肉の退化につながります。
ストレッチやウォーキングは全身に酸素が行き渡り、血行が良くなります。
血行が良くなれば胃腸の働きも促進されます。
またあまりにもお腹周りに脂肪がつくとそれが胃腸を圧迫します。
それを防ぐ意味でも適度な運動は効果的です。

胃痛持ちは胃痛と同時に腰痛や背中痛が出る事が少なくありません。
それは胃そのものや胃を支える筋肉と腰や背中の筋肉が胴体の奥で接しているからで、腰の筋肉や背筋を鍛えておく事も重要です。

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