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腰痛を伴う胃痛は息が臭くなる!?

胃痛と腰痛

その昔、出入りしていた労務者派遣会社の事務長がしょっちゅう「背中が痛い」とうなっていたものです。
「背中が痛いってどんな病気なんだ」と私を含めて若い労務者たちは頭のまわりにハテナマークを林立させていたものです。
そしてその年の暮れにその事務長は劇症膵炎で入院してしまいました。
そのとき聞かされた話では「膵臓の不調のシグナルは背中の痛み」と言うことでした、 腰痛というと、ぎっくり腰とか椎間板ヘルニアなどのフィジカルな原因の症状を思いつくのですが、冒頭にあげた「膵臓疾患と背中痛」のような関係が「胃の疾患と腰痛」にもあるようです。

調べてみると、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胆石症・急性膵炎……腰痛を引き起こす内臓疾患は様々です。

外科的治療では一向に改善されない腰痛は、医者の腕を疑うよりも内臓疾患を疑った方が得策かもしれません。

腰痛の直接の原因は腰周辺の骨や関節のゆがみ・筋肉の疲労が疑われます。

胃痛の原因は胃酸過多が引き金の胃炎や胃潰瘍と考えるのが常識というものです。

この2つの痛みは一見無関係に思われますが実は胴体の内奥部でつながっています。

胃を含めた内臓に炎症が起こして腫れてしまうと、背中や腰を支えている筋肉が圧迫されて痛みというシグナルを発信することになります。
また、ストレス由来の胃痛で背中を丸めて堪えていても、腰に負担がかかって腰痛が起こることもあります。

問題なのは現象面として、胃痛と腰痛はほぼ同時に起こってしまうことです。
確かに胃痛と腰痛が別々な要因なのに偶然同時に起こることも多いのですが、病気に関してはポジティブシンキングは禁物です。
いたずらに恐れる必要はありませんが、常に最悪の事態を想定してそれに対する対策を、対策ができなければ覚悟を、と心得たいものです。

腰痛と胃痛が一緒に起きるような症状がある病気として代表てきなものは次の3つです。

1.十二指腸潰瘍

十二指腸は胃と小腸の間をつなぐ器官です。
胃を通過した食物はここで膵臓からの消化液や胆汁を浴びつつ小腸へ流れていきます。
それだけに胃液(胃酸)による炎症を起こしやすい場所でもあります。
そして十二指腸に炎症や潰瘍が起こるとき、たいていは胃痛という症状で現れます。
タイミングとしては空腹時に起こりやすいのが特長です、 また、十二指腸は背中側にある内臓なので炎症や潰瘍が起こると背中から腰にかけての痛みという症状も発生します。

つまり、胃痛と腰痛が同時に起こってしまうと言う結果になります。

2.急性虫垂炎

いわゆる「盲腸」という病気です。

胃が奥にあるミゾオチに痛みを感じ、同時に腰痛が起こります。
「盲腸」というのは大腸の端にある虫垂という場所に炎症が起こってしまう病気です。
虫垂の場所は右脇腹にあるのは周知のことですが、腹部の奥深いところにあって、そこが炎症を起こして腫れると痛みのシグナルは腹側に向かえば胃痛、背側に向かえば腰痛と言うことになります。

胃痛と腰痛の同時発症は初期症状であり、次には発熱を伴って徐々に、あるいは急激に右脇腹に痛みが集中していくことになります。
かつては開腹手術が一般的な治療法でしたが、最近では抗生物質などの投薬のみという場合もあるようです。
ともあれ、発熱をともなう胃痛と腰痛の同時発症は急性虫垂炎を疑うべきです。

3.尿管結石

尿管結石は何らかの原因で尿管の部分にシュウ酸カルシウムが結晶化して石を作ってしまう病気です。
この石が動くたびに周辺の神経叢を刺激し、胃痛や腰痛を引き起こします。

筋肉疲労が原因の腰痛の場合は、ある動作をすると必ず痛むと言う症状があります。
また、押すと痛みを感じる圧痛点が必ずあります。
尿管結石の場合の腰痛も身体を動かすと痛みが来ますが、明確な圧痛点は見つけられず、鈍い痛みが続きます。

尿管は背中側にあるため、その痛みはまず背中側から起こり、ジワジワとお腹側へと広がって行くことが多いようです。
早期治療で痛みは軽いうちに解消できることが多いので、いつもの腰痛とは違う鈍い痛みが続くようなら早めに受診を受けましょう。

胃痛と腰痛

腰痛を伴う胃痛の口臭

十二指腸潰瘍になると消化不良を起こしやすくなります。
そうなると食べた物が消化管に滞留してしまい、異常発酵(腐敗)して様々な気体が発生します。
その中にはタンパク質由来の硫黄臭のするものまであります。
この気体が消化管の内壁から血液に取り入れられて全身を巡り、肺に達すると呼気に混じって口から吐き出されます。
その結果、口臭が「腐敗臭」とか「卵の腐ったような」という事になってしまいます。

十二指腸潰瘍の原因の筆頭はピロリ菌という胃の粘膜に生息する細菌です。
それ以外にも従来から言われているストレス・喫煙・過度の飲酒などの生活習慣が発病の原因であり、病状悪化の要因でもあります。

特にストレスを受けると自律神経のうちの交感神経の作用が亢進して消化器官の血流量が減るため内壁の粘膜の新陳代謝が円滑に行かないようになり、傷つきやすくなります。
そこへやけ酒ややけ食いをすると、潰瘍が一気に悪化する可能性があります。

食事では、タンパク質や脂肪は消化吸収に時間がかかるので、それらを一度に大量に取らないように気をつけましょう。
「年に一度のBBQ!」などと張り切って食べまくると向こう3日間は体調不良に苦しむことになります。

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